こんにちは、はりねです。
今回は、シュタイナー教育について誤解されがちな点と、その本質についてお話しします。
シュタイナー教育は一部の方々から宗教的だと思われることがありますが、実際にはそうではありません。ここでは、その誤解の原因とシュタイナー教育の本質について詳しく説明していきます。
なぜ宗教と思われてしまうのか
シュタイナー教育が宗教と誤解される理由には、いくつかの要素があります。
◆メディアの遮断
シュタイナー教育では、テレビや携帯電話、ゲームなどのメディアを子供に見せないようにしています。これは、子供が受動的になり、自分で考え行動する能力が阻害されてしまうからです。
小さい頃は、身体を動かして自分の身体の土台を作ることが重要です。また、ゲームやアニメは刺激的で、大人でも中毒になりやすいので、子供はまだ自制が効かず、これらに依存しやすくなる危険性があります。
メディアの視聴時間が長くなると乳幼児の発達への影響がある研究結果もでています
◆エーテル体といった魂に働きかける概念
シュタイナー教育では、「エーテル体」などの概念が含まれます。これらは一見すると宗教的な教えや魂に働きかけるように思えるかもしれませんが、実際には子供の健全な成長と発達を支援するための哲学的な概念です。
◆自然素材の服装の推奨
シュタイナー教育では、子供には自然素材の服を着せることが推奨されています。これは、子供の肌に触れるものは自然からできたものが心地よいとされているからです。合成繊維よりも自然素材の方が肌に優しく、子供にとって快適です。
◆キャラクターデザインのものを避ける
シュタイナー教育では、子供の持ち物にキャラクターデザインのものを避けることも推奨されています。これは、キャラクターへのこだわりが生じたり、意識がキャラクターに向いてしまい、本来の遊びに集中できなくなることを防ぐためです。子供の想像力や創造力を育むためには、シンプルで自然なものが適しています。
そもそもシュタイナー教育とは?
シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)によって創設されました。シュタイナーはキリスト教徒であったため、教育の中で天使などの概念を用いることがあり、これが宗教的に見られる一因かもしれません。しかし、シュタイナー教育の根本は、子供たちがそのままの自分でいられること、自由に成長できる環境を提供することに重点を置いています。
まとめ
シュタイナー教育は、宗教ではなく、子供の健全な成長と発達を支援するための教育法です。メディアの遮断やエーテル体などの概念、自然素材の服装やキャラクターデザインのものを避ける理由は、すべて子供の自由で健康な成長を促すための手段です。シュタイナー教育のアプローチは、子供たちの個々の成長段階に応じた適切な環境を整えることにより、彼らの内なる能力を最大限に引き出すことを目指しています。これらの取り組みを通じて、子供たちは自立し、創造力豊かで心身ともに健全な成長を遂げることができるのです。
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