こんにちは、はりねです。
子供たちが成長する過程で、大人はつい結果が見えていることに対して言葉で誘導したり、答えを先に教えてしまったりすることがあります。
しかし、シュタイナー教育では、子供自身が試行錯誤し、失敗から学ぶ経験が非常に重要とされています。「思うようにできなかったことが、出来るようになる」このプロセスを通じて、子供は自己信頼や問題解決能力を育んでいきます。
大人がすべきことは「見守る」こと
例えば、子供が大きな石の上に登ろうとしている場面を想像してみてください。
子供は何度も挑戦しますが、一人ではなかなか登れません。この時、大人が手助けをしてあげることは簡単ですが、それは同時に、子供が「出来なくて悔しい」と感じる機会を奪い、「また挑戦しよう」という意思を失わせることにもなります。
シュタイナー教育では、子供が自分で動き、自分で感じ、自分の中に落とし込んでいくプロセスを大切にします。
このような体験を何度も繰り返すことで、子供は自分の限界を知り、それを超えるための努力を学びます。また、失敗を恐れずに挑戦する精神を育むことができます。
明らかに危ない行動をしていたら止めてあげてくださいね!
誘導しないことの重要性
大人はつい、子供が失敗するのを防ぎたくなります。しかし、子供にとっては失敗も大切な学びの一部です。例えば、ブロック遊びで高い塔を作ろうとしている子供が、何度も塔を崩してしまう場面があります。大人が「こうしたらいいよ」とアドバイスをすることで、子供は一時的に成功するかもしれませんが、自分で試行錯誤して答えを見つける力を養う機会を失ってしまいます。
シュタイナー教育では、子供が自らの経験を通じて学ぶことを重視します。大人は結果を急がず、子供が自分で考え、行動し、経験する時間を尊重しましょう。これにより、子供は自らの力で問題を解決する喜びを知り、自信を持つことができます。
見守る姿勢を持つためのヒント
口出しを控える:子供が困難に直面しているとき、すぐに助け舟を出さずに、見守ることを意識しましょう。子供が自分で考える時間を与えることが大切です。
成功と失敗を共有する:子供が成功したときだけでなく、失敗したときもその経験を大切にしましょう。失敗から学ぶことが、次の成功へのステップとなります。
質問でサポートする:アドバイスをする代わりに、「どうしたらうまくいくと思う?」と質問を投げかけて、子供自身が答えを見つける手助けをしましょう。
最後に
子供の成長において、結果よりもプロセスが重要です。大人はそのプロセスを尊重し、見守る姿勢を持ち続けることが求められます。シュタイナー教育では、子供が自分の力で経験を積み重ねることを大切にしています。ぜひ、お子さんの日々の挑戦を温かく見守り、その成長をサポートしてあげてください。
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