こんにちは、はりねです。
今日は、「声掛けだけでなく体を使って時間を表現すると、次の行動の切り替えがスムーズになる」ことについてお話ししたいと思います。
声掛けだけでは伝わらないこと
日常生活で、親が子供に対して「あと○分で終わりね」と声をかける場面はよくあります。しかし、幼い子供にとって「○分」という時間の感覚はまだ曖昧です。大人が想像する「○分」と、子供が感じる「○分」には大きな差があります。そのため、ただ声をかけるだけでは時間の流れを理解させることは難しいのです。
また、時計の針の動きやデジタル時計の数字が変わるのを見せて「おしまい」とする方法もありますが、これも無機質なものであるため、子供にとっては抽象的で理解しにくいことがあります。
時計や数字は子供(特に幼児)にとってまだ抽象的な概念であり、ただの機械的な表示として捉えられがちです。その結果、時間の経過を実感することが難しく、感情的な反応(例えば、急に「おしまい」と言われたことに対する不満や癇癪)が生じやすくなります。
体を使った時間の表現方法
我が家で取り入れているシュタイナー教育では、0歳から7歳までの子供には数字を教えず、時計の読み方を積極的に教えない方針を取っています。これは、正確な時間を伝えるよりも遊びに集中することが重要であると考えられているからです。
指を使った時間の表現
例えば、指を広げて「遊びの始まりだよ」と声をかけ、指を徐々に閉じていくことで「時間が経過している」ことを示します。そして、指が全部くっついたら「おしまい」の合図です。これにより、視覚的にも時間の流れを感じることができます。
この方法を実践していると息子がお片付けを自らするので、他のママさんに驚かれます。
どうしてももう少し遊びたい時はママに交渉することも覚えたよ!
大人が歌を歌う
親が子供に向かって「遊びの歌」を歌うことで、時間の経過を楽しく伝えることもできます。例えば、「散らかし屋の小人がお片付けを始めたよ~🎵」という歌詞で、子供と一緒に遊び感覚で片付けを始める、自然とおしまいの時間だと理解してもらうことができます。
\こちらは歌の力で日常生活を楽しく過ごすお話です/
一日のリズムを一定にする
毎日のルーティンを決めて、そのルーティンに従って生活することも重要です。例えば、毎朝同じ時間に起きて、同じ時間に食事をし、同じ時間に遊ぶことで、子供は自然と時間の感覚を身につけることができます。このリズムが安定することで、次の行動への切り替えもスムーズになりますよ。
\こちらは毎日の大まかな時間の流れについてのお話です/
次の行動への切り替えがスムーズになる理由
体を使って時間を表現することで、子供は次の行動への切り替えがスムーズになります。声掛けだけでは急に「おしまい」となり、子供の遊びたい欲が消化されずに癇癪に繋がりやすいです。しかし、指や手を使った方法なら、子供にも時間の経過が伝わりやすく、納得して遊びを終了しやすくなります。視覚的・身体的なサインがあることで、子供は次に何をするかを予測しやすくなり、移行がスムーズになるのです。
自然とのリズムを感じる
シュタイナー教育では、自然のリズムを感じることも大切にしています。季節の移り変わりや日の出・日の入りなど、自然の時間の流れを体験することが、子供のリズム感覚を育む上で重要です。例えば、朝の光の中で散歩をすることや、夕方にゆっくりと過ごす時間を設けることが、日々のリズムを感じる助けになります。
僕は夕焼けをみると、太陽が寝る=ねんねの時間が近づいていると思っているよ。
まとめ
声掛けだけでなく、体全体を使って時間を感じさせることは、子供が次の行動にスムーズに移行する上で非常に重要です。シュタイナー教育の理念に基づき、リズムや自然の流れを取り入れた時間の学びを実践することで、子供たちは楽しみながら次の行動を理解し、スムーズに切り替える力を身につけていくでしょう。
ぜひ、日常生活の中で取り入れてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました😊
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